ウィジェットのデバッグ
以下の記事は、Tizen SDK Dev Guide にあるDebugging Widgets の日本語訳です。
その他のドキュメントの日本語訳はTIZEN 2.0 SDK Dev Guide 日本語訳 目次をご覧ください。
[x]が右横についているリンク先は、まだ日本語に翻訳していませんのでご了承下さい。
ウィジェットのデバッグ
ウィジェットのデバッグをすると、ウィジェットの制御の流れを理解することができます。ターゲットデバイスでウィジェットを実行して、そのJavaScriptコードをデバッグすることでウィジェットをデバッグすることができます。 JavaScriptのコードのデバッグには、Remote Inspector
[x]ツールを使用します。
ターゲットデバイスでアプリケーションをデバッグするには次の手順に従います。
コンピュータにターゲットデバイスを接続します。
次のいずれかを実行して
Debug Configurations
ウィンドウを開きます。Project Explorer
ビューでプロジェクトを右クリックし、Debug As > Debug Configurations
を選択します。Debug Configurations
ウィンドウで、New Launch Configuration
をクリックします。前回アプリケーションが実行されたときからアプリケーションのソースファイルに変更がない場合は、
Rapid Development Support (RDS)
が実行されます。RDSはパッケージのアップロードを省略し、アプリケーション実行を素早く行います。RDSはデフォルトで有効になっています。RDSを無効にするには、Window > Preferences > Tizen SDK > Rapid Development Support
で設定して下さい。Timeout value
スライダを使用してタイムアウトを設定します。Timeout value
はアプリケーション起動の待機時間を表します。性能の低いコンピュータを使用している場合は、アプリケーション起動失敗エラーを回避するためにTimeout value
を多めに設定します。Debug
をクリックして実行します。デバッグ実行設定に変更を必要としない場合は次のいずれかを実行して、ターゲットデバイスでアプリケーションを実行することができます。
Project Explorer
ビューでプロジェクトを右クリックし、Debugn As > Tizen Web Application
を実行します。- Tizen IDEのメニューで
Run > Debug As > Tizen Web Application
を選択します。 - Tizen IDEツールバーの
Debug
をクリックします。
Remote Inspector
が新しいChromeブラウザのウィンドウに表示されます。Remote Inspector
を使用して次のデバッグ方法を実行できます。- スタイルを検証
- DOMを検証
- リソースを検証
- JavaScriptコードをデバッグ
注意 Remote Inspectorは常に新しいウィンドウで開きます。デバッグするアプリケーションとRemote Inspectorブラウザ間のライフサイクルの同期はサポートされていません。Remote Inspectorを使うにはGoogle Chromeのインストールが必須となります。
Google Chromeがインストールされると、Tizen SDKは自動的にそれを検出します。Google Chromeのパスを設定するには、Window > Preferences > Tizen SDK > Web > Chrome
を選択します。JavaScriptコードをデバッグするには、
Remote Inspector
のSources
をクリックします。JavaScriptコードをデバッグする前にデバッグを有効にする必要があります。
また、エディタの左側にあるマーカーバーエリアで右クリックし、
Toggle Breakpoint
を選択することによってコードにブレークポイントを設定することができます。ブレークポイントが設定されると、変数、式、現在のコールスタックを見ることができます。また、次の制御ボタンを使用してデバッグを制御することができます。
表:ブレークポイント間のデバッグのためのコントロールボタン ボタン 説明 現在の実行を再開します。 現在行をステップオーバーします。 現在の行を実行します。その行にメソッドが含まれていれば、メソッド内部の処理は追わずにメソッドを実行します。
現在行にステップインします。 現在の行を実行します。その行にメソッドが含まれていれば、メソッド内部にに移動します。
現在行をステップアウトします。 すべてのブレークポイントを無効にします。
Webアプリケーションが正常にターゲットデバイス上で起動すると、Tizen IDEでJavaScript Log Console
[x]ビューが自動的に起動します。 JavaScript Log Console
ビューはWebアプリケーションのJavaScriptのログを表示します。
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日本語訳: yasuyk
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